メニュー



アマチュア・アーティスト・コンテスト「RO69JACK 2010」を制し、ROCK IN JAPAN FES. 2010の舞台に立った経歴を持つWHITE ASHが、満を持してCOUNTDOWN JAPAN 11/12に初登場! 開演前から続々とオーディエンスたちが詰めかけるMOON STAGE。この光景がWHITE ASHの破竹の勢いを物語るようだ。眼鏡に天然パーマ、やや猫背気味という風貌で姿を見せるのび太(Vo/G)は、サウスポーのギターを抱えてその鋭い歌声を発するなり、一瞬でロックの星の下に生まれているとしか思えない最強のフロントマンと化す。まずは“Stranger”でステージを不穏な空気に塗り替えると、のび太は「盛り上がっていこうぜい!!」と挨拶しながら、ライヴが楽しくて仕方がない、とばかりに体をよじらせてぴょんぴょんと飛び跳ねる。続いて、唸りを上げる彩のベース・ラインにザクザクとギター・リフが切り込むキラー・チューン“Thunderous”へと向かった。「幕張のステージに立ったら言ってみたいことがあったんで、それを言わせてください。いくぞマクハリー!!」とのび太。こういうところはいかにも若手バンドらしいんだけどな。11月にワンコイン・シングルとしてリリースされた“Paranoia”はさすがの好反応でOIコールを巻き起こすのだけれど、ハンド・マイクののび太は「まだまだこんなもんじゃないでしょうー!」とオーディエンスの火に油を注ぐのであった。そして“Ray”から、こちらも2月にワンコイン・シングルとして発売予定の“Kiddie”へ。フロアに自然発生するハンド・クラップを受けて、雷鳴が轟くかのようにダイナミックに展開するアンセムぶりが最高だ。爆発力だけではなくて、“Scar(t)”では味わい深いスウィング感すら受け止めさせる4人のバンド・アンサンブルが、WHITE ASHの懐の深さを証明していた。「最高に楽しいですありがとう! 僕ら来年の1月19日に、Shibuya O-Westで初めてワンマンやるんで、そのときはもっとたくさん曲やるんでね。ぜひ遊びに来てください!」と告げ、ラストの“And Gypsy..”を豪快に駆け抜ける。フィニッシュとともに、ウワアッ!!とオーディエンスの大歓声を浴びる4人であった。(小池宏和)