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COSMO STAGEの5番手としての登場するのは、地元・千葉発の4ピース・バンド、Jeepta。まずはメンバー全員でドラム・セットに向き合って、呼吸を合わせたところで威勢よく放たれた“グリム -episode 0-”! 「Jeeptaです、よろしくー!!」とヴォーカル・石井が叫んで、初っ端から狂騒的な轟音でCOSMO STAGEを席巻してみせる。「マクハリー! 楽しもうぜー!!」とさらに石井が焚きつけて、立て続けに彼らの記念すべきメジャー・デビュー曲“日進月歩”へ。ド派手なコスチュームとアクションで異彩を放つギター・choroはテクニカルかつフリーキーなフレーズを弾き倒し、ベース・サトウはドラム台に飛び乗って大ジャンプ! 《一寸先が闇だって 絶えず進み続けるんだって》というリリックに鼓舞されるように、フロアには力強いコブシが絶え間なく掲げられる。理性と衝動が火花を散らしてせめぎ合うような、実に勇猛かつスリリングなパフォーマンスだ。

今年10月にリリースされたセカンド・アルバム『リードオフマン』が高評価を得ているバンドとあって、曲を重ねるごとに、COSMO STAGEには続々とお客さんが駆けつけてくる。そんなフロアに向かって石井がMC。「ホントに集まってくれてありがとうございます! 今日でライヴ納めでございます。みなさんもそうだったと思いますけど、今年はアタマで考える機会がすごく多くて、僕たちもいろいろ考えましたけど、最終的な結論としては、ここにいるみんな、僕たちも含めて若いヤツらが引っ張っていろんなことを変えていかなきゃなと思いました」と思いの丈を語る彼に惜しみない喝采が送られ、「暴れようぜ! マクハリー!!」と終盤も更にギアを上げて“グリム”で最高潮へ! 「サンキュー、ラストー!」と石井が絶叫して“理想郷”に雪崩れ込み、目もくらむような狂騒を立ち上げて2011年を締めくくったJeeptaであった。来年もよろしく!(奥村明裕)