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今年も残すところあとわずか。ここEARTH STAGEでカウントダウンを行い、2011年にケリをつけるのはDragon Ashだ。夏のROCK IN JAPAN FES.は皆勤賞だが、COUNTDOWN JAPANには、実は初の出演。開演を待つフロアのざわめきが暗転と共に歓声に変わり、拍手によって迎えられた7人の侍=Kj(Vo/G)、IKUZONE(B)、桜井誠(Ds)、BOTS(Turntable)、HIROKI(G)、DRI-V(Dancer)、ATSUSHI(Dancer)。特効の爆発音&スモークに導かれてかき鳴らされたオープニング・ナンバーは"RAMPAGE"。「同じ阿呆なら踊らにゃ損だ!」(Kj/以下のMCも同様)とフロアを盛大にジャンプさせ、ノンストップで“Bring It”へ。ここでもKjは極太のヴァイブス全開で、「幕張飛び跳ねろー!」とフロアを扇動。EARTH STAGEが瞬く間にミクスチャー・ロック祝祭空間へと塗り変わる。陽性のエナジーでフロアを満たした“Mixture”を経て、「屋根をぶち破れー!」と“AMBITIOUS”へなだれ込むと、オーディエンスは踊り狂いながら大合唱を響かせる! その後のMCでは、Kjが「IKUZONE選手が語学留学から帰ってきました!」と、今年5月から病気による左腕麻痺の療養をしていたIKUZONEの復帰を祝福! そして「今日だけでも、ひとりじゃないって思えるやつは歌ってくれ!」と“繋がりSUNSET”、「こういう音楽はさ、普段イライラしてたり、じっとしてて我慢できないことをここに置いていけるように存在してんだ!」と“Dear Mosh Pit”を飛翔させる! 次の“Under Age's Song”を終えたところで、時刻は23時55分。ここで満を持して発射されたのは、“百合の咲く場所で”! そして曲が終わると同時にカウントダウンがスタート! 「5、4、3,2、1……ハッピーニューイヤー!!」。年明けと共にフロアにテープが発射され、2012年のDragon Ashのファースト・チューン“Viva la revolution”へ! 続いて歌詞の一部を《新年調子どうだ》と変えた“La Bamba”でダンサブルに突き抜けてから、KjがMC。「間違いねえよ。今、2012年、一番盛り上がってるのはここだと思うよ。俺らはこれを好きでやってて、一生続けていきたいと思ってるけど、みんなはわざわざ金払ってきてくれて。ありがとう。俺らにできるのはロックンロールしかないから、やります」と告げてから、山嵐のSATOSHI、GNz-WORDのKO-JI ZERO THREEをステージに招きいれ、全てのバンドマンに捧ぐアンセム“ROCK BAND”を投下する。そして、最後に感動的なMCを挟み、「ミクスチャー・ロックは好きですか! ミクスチャー・バンドらしく終わるからよ!」と“Fantasista”で本日最大級の大合唱を巻き起こし、2011年最後・2012年最初のアクトを堂々と締めくくった。(前島耕)