今年もSOUND OF FORESTに登場し、３年連続でROCK IN JAPANに出演のアフロ・トリオ、鶴！　今年はSOUND OF FORESTのトップバッターを華麗に飾る彼ら、まさにオープニングにぴったりな“その一歩”で幕開けだ。朝の曇り空がすーっと晴れていきそうな、からっとポジティヴで清清しい空気が満ちていく。「よーく集まった！　最後まで楽しんでってくれよー」というMCも交え、お次は「鶴でーす！」のお馴染み掛け声とともに、お馴染み名刺代わりの“こんばんは鶴です”へ。朝なので「おはよう鶴でーす！」のコール＆レスポンスが楽しい。森のキッチンに向かって「朝から食いしんぼう！」と突っ込んだり、“踊れないtoフィーバー”ではファンク！ グルーヴ！ まるでミラーボールがきらきらと回るのが目に浮かびそうな、これぞ！ なディスコ空間を作り出したり、振り幅の広いエンターテイナーぶりを見せつける。さらに、メロウでせつない“桜”、重厚感たっぷりのビートと往年のポップ・ソングの輝きを放つメロディラインがたまらない“恋のゴング”でフロアならぬグリーンを盛り上げ、そして最後はもちろん“Tonightはパーティー”！　「１、０！」と、腕で文字を作りながらみんなでROCK IN JAPANの10周年を祝いつつ、にぎやかに締めくくる。まだまだ踊り足りない、というハッピーな空気が、オーディエンスに満ちていた。（羽鳥麻美）