間もなく午後4時になろうかという時間なのに、ますます日差しの強くなっているサウンド・オブ・フォレスト。続いての登場は新星・flumpoolだ。お揃いのTシャツで登場した4人は、CDで聴くのとは段違いの迫力でいきなりソリッドなロック・ナンバーを轟かせる。ヴォーカリストの山村は、フィールドを埋め尽くさんばかりのオーディエンスを真っ直ぐに見据え、堂々たる伸びやかな歌を聴かせている。続いては彼らのヒット・シングル“花になれ”だ。イントロでストリングス風のシークェンスが鳴り響くと、大きな歓声が沸き上がる。アッパーなわけでもないのだけど、胸の奥に染み渡っていつまでも残るようなメロディ。「僕たちflumpoolはですねえ、このロック・イン・ジャパンが、初フェスです」。余りに堂々としたステージングなのでやはり信じ難い。「良い思い出を残して帰りたいと思います。みんなも目一杯楽しんでいってください!」。“夏DIVE”、“labo”“星に願いを”と、華やかなサポート・キーボードを交えての渾身のダンス・ロック連打に、クラウドが波打つ。ドラマティックなフィナーレ“Over the rain”で一面に舞うスウェイがまた壮観であった。(小池宏和)
flumpool のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ