メニュー




「うちのリーダーの、ギターでしか語れない男、いやあえてギターでしか語りたくない男=マツキタイジロウが問いかけます。『みなさん、ロックンロールやめますか? それとも人間やめますか?』と。しかし、すぐさまリーダー訂正しました。『こんな真昼間からロック聴きに集まってるやつらが、ロックンロールやめるわけがねえ』と。なら人間やめちまえ!」……そんなコヤマシュウ(Vo)の挑戦的MCも爽快に響くほど、Scoobie Doのねっとり黒いファンク・グルーヴは瞬殺でPARK STAGEを虜にするだけのタフな熱量を持っていた。“トラウマティックガール”では「誰がいちばん高い?」と7000人をハイ・ジャンプへと導き、“DRUNK BEAT”では「今日はお祭りをしにきました! 主役はみなさんってことでいいですか! 主役には歌を歌ってもらっていいですか!」とオーディエンスをぐいぐい巻き込んでいく。「いやなことも俺たちが全部グルーヴにのせて、トゥルースに変えてやるからよ!」というコヤマの男前MCも、“MIGHTY SWING”“Back On”“夕焼けのメロディ”という後半3連打も、ステージを去る前のコヤマの投げキッスも、すべてが粋。最高すぎる。(高橋智樹)