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“HAVE LANCHO”のウォーミーかつバウンシーなリズムで幕をあけたCOMEBACK MY DAUGHTERSのステージ。キャッチーなコーラスが、西に傾いた太陽に届けとばかりに広がってゆく。“BITE ME”では、キーボードの小坂による煽りに応じて、オーディエンスがジャンプ&クラップだ。「せっかくいい時間のチャンスを貰ったんで、僕がこの時間にこんなの聴きたい!みたいなところに突入してもいいですか? ちょっとしっぽりするかも。いや、そうでもないかも」。と、勝手なことばかり言っている高本。しかし、スウィートなコーラスに彩られた“VICE & VICE”は少しセンチメンタルでもあり、確かにこの時間帯のサウンド・オブ・フォレストには完全にフィットしている。そして“RED DOG HUNCH”のブレイク・タイム。「知ってる人もいると思うんですけど、知らない人のために説明すると、まだ曲の途中なんですよ。ここからすっごい速くなるんですね。今日は僕が新しいダンスを考えてきたんで、一緒に踊りませんか?」と演奏再開、楽しげなステップがフィールドに広がってゆく。感情に率直に触れるメロディと、そこから率直に楽しげなパーティに持ち込むカムバック流が、はっきりと打ち出されたステージであった。(小池宏和)