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細見の黒のスーツに黒のネクタイという姿で吉井和哉が現れると、空気が変わる。やはりこの人は無言でロックスターであることを語ってしまう人だ。そんなロックスターとしての風格は、もちろん音楽にも表れていた。フェスのことを考えて作ったという“WEEKENDER”など新曲も盛り込んだセットリスト。スケールが大きく、シリアスな深さを持った吉井ならではの世界が展開する。そして、最後に演奏されたザ・イエロー・モンキーの2曲、“LOVE LOVE SHOW”と“バラ色の日々”。やっぱりこの人のロックスターとしての才能は唯一無二である。(古川琢也)