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 遂にCocco、ロック・イン・ジャパンに降臨! 5年ぶりに音楽シーンに戻ってきたその姿、ソロとしてはひたちなか初登場になるその姿を、長らく待ち望んでいた数万人が熱い声援で迎える。しかも一曲目から“強く儚い者たち”だ! 凄腕ぞろいのバンドの演奏も素晴らしいが、やはりCoccoの歌声は凄まじい。“音速パンチ”などの新曲からメジャー・デビュー曲の“カウントダウン”まで――激しいロック・チューンにも、壮大なバラードにも、一語一語を絞り出すように語るMCにさえ、思わず息をのむような迫力が満ちている。感情を爆発させるような歌のパワーに圧倒され続けた一時間。まさに、感涙のフィナーレだった。(柴那典)