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二日目のウィング・テントのトリを飾るのは大阪出身の8otto! スタートにふさわしい“RIWO”でテントを一気に熱くスタイリッシュなグルーヴ空間に染め上げる。発売されて間もないシングル“Bomb”を披露。ドラムヴォーカルのマエノソノのトレードマークともいえるアフロ頭とど真ん中に鎮座するシンプルなドラムセットの存在感にまずはっとさせられるが、このバンドはうねるように構築されていくサウンドの半端ない濃密さがキモである。ドキッとするようなマエノソノの微熱を帯びたヴォーカルとざらついたギター、すっきりとしたドラム、鋭利なリズムギターにビリビリ唸るベース。その音のひとつひとつが最大限に主張しながら結びつき、ゆらめく炎のごとくゆっくりと高みに昇っていく、そのカオティックな高揚感が最高に気持ちいいのだ。その後も “China”“N.Y.P”“Counter Creation”という、シンプルなロックンロールからタガが外れたようにガレージ・パンクよろしくぶっ壊れていくさまが超絶に気持ちいい曲が続く。ラストはマエノソノの咆哮が響きわたる“VOO DOOバウアー”。メンバー全員がフリーキーに暴れまわって濃厚なグルーヴを生み出す、まさに圧巻のステージだった。(林敦子)