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ROCK IN JAPAN 2010の二日目、PARK STAGEのトップバッターを務めるのはザ50回転ズ! そろいの黒地のウエスタンシャツ(すごく暑そう!)を身にまとった3人がステージに登場すると、PARK STAGEのオーディエンスからは大歓声があがる。「『体調管理をしっかり』とかは一切言いません! 50回転ズでぶっ倒れてとっとと帰ってください!」とのダニーの憎まれ口から軽いセッションをはさみ、キラー・ロックンロール・チューン“Thank You For RAMONES”を披露すると、朝イチからPARK STAGEに詰め掛けたオーディエンスの興奮は最高潮。“MONEY!MONEY!”“ブンブンブン”と最高にゴキゲンなロックンロールを立て続け、PARK STAGEを暑く熱く、燃え上がらせていく。50回転ズのロックンロールはシンプルでソリッドで、だからこそ聴き手を選ばない。シリアスさとユニークさとを併せ持った、誰もが夢中になれる音楽。そんな50回転ズのロックンロールに引き寄せられるようにして、オーディエンスがどんどん集結し、会場後方いっぱいにまで広がっている。そんなオーディエンスの姿をみて、「ROCK IN JAPAN、夏の暑さはロックンロールの熱さとすげえ似てないか? 一生かけても解けないロックンロールの魔法、お前らにもかけてやるぜ!」とMCしたダニー。続いては、50回転ズ屈指のロックンロール・アンセム“ロックンロールマジック”だ。本当にPARK STAGEには魔法がかったようにモクモクと砂煙が立ち込める。汗だくで踊るオーディエンスを楽しそうに眺めた3人、最後は“おさらばブギウギ”でフィナーレ。朝イチのPARK STAGEは3人の最高のライヴ・パフォーマンスで天井知らずの暑さを記録した。(大山貴弘)