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「初めまして! LOCAL SOUND STYLEです。2日目の朝からガンガン盛り上がってこうぜー!」と荒関(Vo/G)が挨拶をすると"Life Goes On"をプレイ。爽快感に満ちたメンバーの笑顔、無数の拳が突き上がるフロア、みるみるうちにSeaside Stageを鮮やかなスカイブルーに染めていくようだ。青森出身の彼らだが、MCでは黒瀧が独特な津軽弁で早口に語る。「この大自然に囲まれた中でライブができるなんて、非常に鳥肌がたってます。10分くらい前には(お客さんが)2列目しかいなかったのに、始まったら後ろまで埋まっていて」。フロア後方まで埋め尽くしたオーディエンスを見て「5万人くらいいるべ。さっき一生懸命数えたよ」と感無量の様子。そして、疾走感満点の"Starting Over"に突入。キラッキラッの光を放つようなメロディを浴びて、踊りまくるオーディエンス。自然に囲まれ海風の心地よさを感じながら、希望に満ち満ちた彼らのバンド・アンサンブルを全身で受け止めることができるというこの多幸感。この時間、この場所で彼らのライブを体感した人の特権だ。ラストは開放感に溢れ、振り切れたテンションでメンバーもオーディエンスもハイジャンプで見舞った"Get Out"で締めくくる。Seaside Stageのトップバッターにふさわしいアクトだった。(阿部英理子)
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LOCAL SOUND STYLE のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ