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3日間に亙って数々のドラマを生み出してきた2011年のWING TENT。このステージを最大の歓喜と共に締めくくってくれるのは、knotlamp! 彼らの反射神経の高い現代的パンク・スタイルを全身で受け止めるべく、尋常ならざる気合を全身から発するオーディエンスも続々と会場に集結し、いよいよ準備が整った!
19時20分。照明が落ち、大歓声に揺れるWING TENTにknotlampがオン・ステージ! KEIT(Vo&G)の歌のメロディが軽やかに駆け抜けるオープニング・ナンバー“A Star Tribe”では、早速オーディエンスからオイ!コール、シンガロングが巻き起こり、「やるじゃねえかROCK IN JAPAN!」というKEITの呼び掛けからの2曲目“Everlasting stars”では、先月から新たにサポート・ギターとしてバンドに加わったHIROMASA(G)が飛び出してきて、壮絶なソロを叩き込む! そして間髪入れずに爆裂ナンバー“ずっと何処かに”! 一糸乱れぬアンサンブルで曲終盤に必殺の泣きメロを繰り出し、再度シンガロングを巻き起こす。 KEITが「みんなで一緒に被災地に送るつもりでやります!」と言って披露された“The Limited World”、「お前らのロックを見せてみねえかー!」という曲中のKEITのシャウトに会場が沸いた“Last Train”と、クライマックスに向けてオーディエンスとの一体感を増幅させまくっていくknotlamp。そして「目には見えない音楽を信じることができる音楽ファンは、明日とか未来とか、目には見えないものを信じることができると思ってます!」とKEITが語ってから、新曲“Blaze drops”を投下して本編は終了。
耳をつんざく「knotlamp!」の大合唱に迎えられてのアンコールでは、「生まれて初めてこんな大きなステージに立ちました! みんなのおかげで一生に残る記憶ができましたー!」と、HIROMASAが感動を爆発させる! その後に雪崩れ込んだラスト・チューンは“Libra”! 明日を照らす閃光を放つメロディック・パンクの轟音を大空に打ち上げて、「knotlampでした! 最高のロック・ファン、どうもありがとうございましたー!」というKEITの絶叫で、ROCK IN JAPAN FES. 2011のWING TENTはフィナーレ! 大トリを飾るにふさわしい会心のステージを見せてくれた。(前島耕)