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身体が焦げそうな陽射しが照りつけるSEASIDE STAGEに高らかに響き渡る、ROCK IN JAPAN初登場の沖縄発5人組・Hello Sleepwalkersのトリプル・ギター灼熱サウンド! シュンタロウ(Vo・G)の「ひたちなか! 踊ろうぜ!」の声とともに疾駆する“円盤飛来”のパワフルなビート! シュンタロウ&紅一点・ナルミ(G・Vo)のWヴォーカルが繰り出す、カラフルでハイパーな覚醒感!……ギターを高く振りかざしながら「熱いステージにしましょう! かかってこいよ!」と煽るシュンタロウをはじめ、渾身の力でSEASIDE STAGEに挑みかかる5人の沸点越えの気迫と情熱が、オーディエンスを熱く揺さぶっていく。「新曲やります!」とハード・エッジなミクスチャー・ディスコ的なナンバー“Comic Relief”、変拍子が激しくうねる“惑星Qのランドマーク”を披露する頃には、ステージと観客が心のギアをがっちり噛み合わせながら、一丸となって歓喜の果てへと加速していく。そんな火傷必至のサウンドと、「みなさん、ちゃんとお水飲んでる? 私たち沖縄出身なのに、こっちのほうが暑いんじゃないかなって(笑)」というナルミの涼やかなMCのコントラストも心地好く響く。
3本のギター・フレーズが時に満点の星空のようにキラキラと、時にマグマの激流のように轟々と響きながら、ためらうことなく歓喜の頂点めがけてその音と感情を燃えたぎらせていく“センチメンタル症候群”。クール&ファンキーなビート感が聴く者の衝動を突き上げる“五次元少女リア”……大胆にして精緻、センシティブにしてダイナミックなアンサンブルが、熱気あふれるSEASIDE STAGEをさらに熱く震わせていく。「ほんとに楽しかった! みなさんに会えてよかった! また会おうね!」というナルミの言葉から、ラストの“月面歩行”へ。7拍子の世界を抜けたその先に描き出される広大なサウンドスケープが、雲ひとつない青空と融け合って、どこまでも広がっていった。(高橋智樹)