互いが互いに反応し合えばし合うほど、それぞれの個性が研ぎ澄まされていく。その才能が、その本能が、より明瞭になっていく。それがBMSG POSSEだ。
MONJOEプロデュースによるディープでソリッドなトラックの上を5人のアイデンティティが並列しながら堆く積み上がり、幾度となく迎える最高潮をひたすら更新し続ける“MINNA BLING BLING”の圧倒的パワーに、ネオンに照らされノスタルジックな輝きを放つ街並みの中で感じる孤独こそが東京だと言わんばかりに、《人混みなのに誰もいない 今死んだって見てもくれない》というフロウがまっすぐに刺さる”Tokyo Night Dreaming feat. No Rome”の冷静なアティチュードに、グッと胸ぐらを掴まれる。
オムニバスアルバム『TYOISM Vol.1』はまさに東京という確かな人格を持ちながらも混沌と渦巻くカルチャーが輪郭を持たない生命体のごとくい蠢いているさまを描いた一枚だ。
BMSG POSSEとして『ROCKIN'ON JAPAN』初登場となった5人に、それぞれにとってのPOSSEとは何か、という問いを投げかけると、それぞれのアーティストの核に触れることとなった。
「遊び場としても成長させたいし、どっかのタイミングで他のアーティストも気軽に入れる場所になってくる気がする」というSKY-HIの言葉通り、BMSG POSSEは東京同様にさまざまなカルチャーを吸収しながら姿形を変え、進化し続けるのだろう。このインタビューは、『ROCKIN'ON JAPAN』2月号、または下記よりチェックしてください。(橋本創)
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