音も思いも共鳴し合い、「可能性」を広げる一音目を刻んだ──Official髭男dismのTOYOTA ARENA TOKYOこけら落とし公演をレポートしたJAPANは10月30日発売!

10月に開業された新アリーナ・TOYOTA ARENA TOKYOのこけら落とし公演を託されたのが、Official髭男dism。

ヒゲダンとTOYOTA ARENAの相性は抜群だった。
ステージを客席が360度取り囲むレイアウトで距離感が近く、バンド・楽曲が持つ優しさをより肌で感じられた。同時に、スタジアムツアーや複数の夏フェス出演を経たヒゲダンの磨きに磨かれたパフォーマンスを、ダイレクトで浴びることもでき「贅沢すぎる……」と終演後、つい口からこぼれてしまうくらいの多幸感だった。

MCでは、TOYOTA ARENAにちなんで、地元・島根時代に活躍していた機材車のトヨタ・ノアとの思い出話もはさみながら、「可能性にかけていこう」という会場コンセプトも紹介された。藤原聡(Vo・Pf)は「特に『今までの曲たちの可能性』も大切にしたい」と語り、そんな思いがこめられたセットリストは、最新曲“らしさ”や“Second LINE”“バッドフォーミー”といった新旧織り交ぜられたもので、会場に寄り添いながら、自らの楽曲の可能性も広げていくヒゲダンに改めて圧倒されてしまった。

最後には、12月からスタートするFC限定Zeppツアーと、来年4月からの全国ツアーも発表された。これからのヒゲダンの活動はもちろん、この会場に刻まれたヒゲダンの一音目にどんな音が重ねられていくのか、今後の可能性もとても楽しみだ。

10月30日発売の「ROCKIN’ON JAPAN 12月号」では、2日間限定のこのスペシャルなライブの様子をお届けします!
12月号は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」を特集した別冊付きで、9月20日のトリを飾ったヒゲダンのライブ写真&セトリ&レポ、そしてメンバーからの直筆メッセージも掲載。ぜひお楽しみに!(成瀬諒花)


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