9mm、アブラ乗りまくってるぜ


「Breaking The Dawn Tour 2013」@Zepp Tokyo。テンポのいいピッチャーが投げる試合って、観ていて気持ちいいですよね。そんなライヴだった。

ズバンズバンとストライクがテンポよく放り込まれてくるような痛快な手応えがあって、やっぱり『Dawning』というアルバムは新たな9mmの直球だったんだなあ、と思った。
“ハートに火をつけて”や“Answer And Answer”はもちろん、“The Lightning”も“Zero Gravity”も“Starlight”も、つまり『Dawning』の楽曲はどれも思い切りのいいストレートに見えた。
演奏も、卓郎のMCも、直球というか王道を感じさせるもので、9周年でアブラの乗り切ったバンドの充実ぶりを物語っていた。

MCといえば卓郎は『Dawning』のことを「日が昇るようにエネルギーが湧いてくる」アルバムだと説明していた。音楽そのもの、ロックそのものを言い表したような言葉だ。
それだけ、今のキューミリは「ど真ん中」に立っているということなんだと思う。

来年の武道館2デイズ、間違いなくエポックメイキングなものになる。