昨年のNO NUKESでのライヴは、会場が大きかったため、ステージ上にいる4人はまさに無機質なロボットにしか観えなかったが、昨日はBLITZの2階席から観たというのもあって、メンバーそれぞれの動きがハッキリと見えたのが良かった。
特に鍵盤弾きながら歌うラルフ・ヒュッターの姿からは人間味が滲み出ていて、それが妙な親近感を誘う。
昨日は『コンピューター・ワールド』の日ということで、序盤は『攻殻機動隊』『マトリックス』を彷彿とさせる、黒スクリーンに緑の数字が羅列したような3Dグラフィックがメイン。
めちゃくちゃ面白かったけど、個人的には“アウトバーン”の、のんびりしたグラフィックが好きだったなあ。『アウトバーン』の日も観たかった。
あと、なぜか“ツール・ド・フランス”で、妙に硬派で熱いシンガロングが起きていたのも微笑ましかった。(内田亮)