プライマル・スクリーム!


最新アルバム発売直後とあってその収録曲はもちろん(オーディエンスの反応も超ビビッド)、これまでの名曲が数々織り交ぜられたステージ。

そんななかボビーの「ラブフォックスだよ」という紹介とともにCSSのラブフォックスが登場!
もちろん、“アイ・ラヴ・トゥ・ハート”。
昨晩のステージを見逃した人には、なんともうれしい展開(自分もです)。
さっきまでレッドに出ていたから、実現するとは思ってなかった。
昨晩グレーのワンピースだったというラブフォックスだけど今夜は、おなじみのキャットスーツ姿。

そして“シュート・スピード・キル・ライト”“エクスターミネイター”へと。
光と、そしてこのビートとともに、無限大の大空に吸い込まれていく。
そんな高揚感と全能感をもたらしてくれる、プライマルの真骨頂。回りのみんなのステップが止まらない。
“ムーヴィン・オン・アップ”のハンドクラップ、“カントリーガール”のシンガロング。

ああ、やっぱりプライマルは愛されている。そしてプライマルからのオーディエンスへの愛情も、本当にいろんな意味で感じさせてくれるステージ。大トリだからってやっぱり、ボビーはボビーとしか言いようのない、いつも通りのクールさ。それがうれしい。

ラスト、“ロックス”のブレイクで、白熱灯で煌々と照らされたフィールドのみんなの至福の表情が、この上ない充足感をもたらしてくれた。(森田美喜子)