「確認事項」が確認した本当のこととは何か

昨日、不信任案決議の国会前に、鳩山前首相が首相官邸の菅首相をたずねて確認されたという「確認事項」をめぐって、昨日の夜から騒いでいる。一番の「要確認事項」は、菅首相が言った辞任のタイミング、つまり「メド」を巡ってで、鳩山前首相はそれを6月いっぱいだとし、政権側の岡田幹事長などは明確な時期の話ではなかったといい、菅首相当人は、周辺に「辞めるつもりはない」と語っているとさえ報じられている。

しかし、そんな不明瞭な「確認事項」で、思いっきり明確に「確認」されたことがある。もういちど、あの「確認事項」を見てみると、それがわかる。

鳩山前首相が持ちかけたとされるその文書は、報道されているコピーを信じれば、こんなふうに書いてあった。

確認事項
1. 民主党を壊さないこと
2. 自民党政権に逆戻りさせないこと
3. 東日本大震災関連

確認されたのは、この「順番」だ。
あの町の「優先順位のつけ方」が本当に再確認されたのだ。



あ、あともうひとつ。
「うそはいけません」と語っていた鳩山前首相が本当に「うそをつかない」ことも確認されました。