2017年7月9日(日)よりWOWOWにて放送される『連続ドラマW アキラとあきら』が、約3ヶ月の撮影を終えてクランクアップを迎えた。
同ドラマは、池井戸潤の「幻の長編」と呼ばれていた原作が徳間書店よりオリジナル文庫『アキラとあきら』として刊行されるのに合わせ、映像化されるもの。WOWOWが池井戸作品を手掛けるのは『連続ドラマW 空飛ぶタイヤ』(09年/全5話)、『連続ドラマW 下町ロケット』(11年/全5話)、『連続ドラマW 株価暴落』(14年/全5話)に次いで4作目となる。
大企業の御曹司として、約束された次期社長という「宿命」にあらがう階堂彬(かいどうあきら)役を向井理、父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な「運命」に翻弄されながらも、理想を育んだ山崎瑛(やまざきあきら)役を斎藤工が演じる。
まだ肌寒い今年の2月後半に撮影をスタートさせた本作は、すでに春を越えて長期の撮影を経てクランクアップを迎えた。撮影現場で毎日のように顔を合わせたふたりだが、斎藤が一足先にクランクアップを迎えた午後、先に出番を終えた向井はサプライズで登場し、斎藤を始めスタッフを労った。また、オールアップとなった最終日には斎藤もスケジュールを空けてサプライズで登場し、お返しとばかりに現場を和ませたという。
向井理、斎藤工はそれぞれ以下のコメントを寄せている。
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【向井理コメント(階堂彬役)】
最初に台本を読んだ時に今まで味わったことのない躍動感のある台詞の入り方で特に後半から一気に読んで、台詞がどんどん入っていくのと同時に階堂という人間もだんだん理解していくようになりました。撮影に入ってからは撮影時間が長くなれば長くなるほど充実感が増したので、今は「撮影を終えた」という実感よりもまだ続いていくような感覚があります。
【斎藤工コメント(山崎瑛役)】
大河ドラマではないですが、幼少期から青年期までをバトンを繋いでいくような大きなエネルギーが集まっている作品に参加したんだなと実感しました。題材からも会議室での撮影シーンは多かったと思いますが、今日は外のロケで気持ちもよくて、非常に後味の良いクランクアップになったなと思います。
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さらに、本作のオンエアに先がけて放送されている『連続ドラマW アキラとあきら』ミニガイド番組「キャスト編」と「ストーリー編」の映像が公開された。「キャスト編」ではW主演を演じる向井と斎藤がお互いのことや共演者について語り、それぞれの役柄などについてもコメントしている。また、「ストーリー編」では「池井戸潤・原作連続ドラマW作品」としてWOWOWメンバーズオンデマンド配信中の『連続ドラマW空飛ぶタイヤ』(全5話)、『連続ドラマW下町ロケット』(全5話)、『連続ドラマW株価暴落』(全5話)の3作品と合わせ、最新作『連続ドラマW アキラとあきら』のみどころなども紹介されている。