トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッドに「少しだけ嫉妬していた」と明かす。 「ジョニーは全然僕の先を行っているんだ」


トム・ヨークが、レディオヘッドのバンドメイトであるジョニー・グリーンウッドの映画のサウンドトラックの仕事に「嫉妬」していたことを明かしている。

トム・ヨークは来年1月に日本公開を控えるホラー映画『サスペリア』のリメイク版で映画全体のサントラを初めて手がけており、ジョニー・グリーンウッドは『ファントム・スレッド』のサントラで2018年のアカデミー賞作曲書にノミネートされた。

今回トムは「BBC Radio 1」の「The Chillest Show」に出演した際にサウンド・トラックの仕事について語り、グリーンウッドが映画スコアを手がけていることで自分も映画音楽をやってみる気になったのか、と質問され次のように答えている。

正直に言って少しだけ嫉妬していたけど、自分には無理だと思っていたから手を出さなかったんだ。

ジョニーは全然僕の先を行っているんだよ。彼はオーケストラの編曲も理解しているし、楽譜も読めるし、そういうことを全部勉強してきているんだ。楽譜の分析もする。

この前のポール・トーマス・アンダーソンの映画(『ファントム・スレッド』)でも、その時代の作曲家たちの楽譜を全部読んでたよ。僕の場合は楽譜が読めないからそういうことにはならない。



そういうわけで彼は自分の旅を続けていて、自分のしていることをしっかり把握しているわけだけど、一方僕は完全に上っ面をなぞっているにすぎないド素人なんだ。しばらくはそんな感じだったけど、気づくと突然ホラー映画をやることになっていて、「まあホラー映画だし、変なノイズをいっぱい作ればいいだろう。楽しいかも」と思った。

実際はもっと全然それ以上に色々あって、もっとメロディックで、もっと冒険に富んでいて、自分の声だけを使って合唱曲を書いたり、他にもたくさんいろんなものを書かなければならなかった。というわけで僕はまんまと乗せられたわけさ。