X JAPANのベーシスト・HEATHさんが大腸がんで死去。55歳

X JAPANのベーシスト・HEATHさんが10月29日に大腸がんのため亡くなったことがオフィシャルサイトにて発表された。55歳だった。

X JAPAN及びHEATHさんのオフィシャルサイトによると、今年6月に病院での検査で大腸がんが発見され、その後闘病生活を送っていたが、10月に入り容体が急変し、入院先の病院で息を引き取ったとのこと。

葬儀に関しては近親者のみにて執り行われる。なお、後日お別れの会も執り行われる予定で、時期や詳細は追って発表される。

HEATHさんのオフィシャルサイトに掲載されたメンバーからのコメントは以下の通り。


【YOSHIKI コメント】
まだ気持ちの整理がつかず、どう言葉にすればいいのかわかりません。
YOSHIKI としてのコメント、そして X JAPAN のリーダーとしてのコメントを
どのように区別すれば良いのかもわかりません。
NY での公演とイベントを終えた直後に、HEATH の訃報を聞きました。
HEATH に会いに行くため、東京へ飛びました。
HEATH は、HIDE に紹介されて 1992 年に X JAPAN へ加入しました。
ニューヨークのロックフェラー・センターで加入発表の記者会見を行い
最初のコンサートは東京ドーム。
最初のテレビ出演は紅白歌合戦。 そんな凄まじい状況の中
計り知れないプレッシャーを感じていたと思いますが
彼はいつも最善を尽くして、X JAPAN を支え続けてくれました。
バンドを再結成した後は、アメリカ、ヨーロッパ、南米、アジアと
世界中を一緒に回りました。
TAIJI の最後となったステージで、彼と一緒にベースを演奏することを提案したときも
HEATH は快く引き受けてくれました。
彼は、バンドのメンバーとしても、人としても、本当に最高のベーシストでした。
特に、この 1 年は、今まで以上に HEATH との距離が近くなってました。
昨年の自分の誕生日、自分の番組に出てくれた時、 収録後の控室で
今までにないほど長い時間、色々なことを話しました。
それ以来、明け方まで二人で何時間も電話で語り合ったこともありました。
今年の 8 月 20 日には、僕のディナーショーにも来てくれました。
まさかその日が、HEATH と一緒に立つ最後のステージになるとは思ってもいませんでした。
HEATH の望みを叶えられなかったのは、全て自分の責任です。
最後のお別れの場で、HEATH に謝りました。
YOSHIKI としては、あまりの悲しみで身も心もボロボロで
今は言葉が上手くまとまりません。
今立ち止まったら、これ以上歩けなくなる気がして
ひたすらに、怒涛のスケジュールをこなしています。
ただ、バンドのリーダーとしては、最後に果たさなくてはいけない責任が残っています。
「しんみりしないでください。明るく楽しく見送っていただきたい」
「メモリアルコンサートを YOSHIKI さんにやっていただきたい」
これは、ご遺族より預かった HEATH からの言葉の一部です。
これから親族の方たちと話し合い、HEATH の願いを実現させるしかないと思っています。
そして、それを実現させるには、戦わなくてはならないことがいくつかあります。
HEATH への想いは、語ればきりがないです。感謝してもしきれません。
心の整理ができたときに、改めて伝えたいと思います。
HEATH、今までありがとう。そして、安らかに眠ってね。
またいつか、一緒に音楽を奏でようね。

【Toshl コメント】
今は想いをとても言葉にすることができません。
HEATH 心から ありがとう。
龍玄とし


【PATA コメント】
残念すぎるよ。まだ一緒に演りたかったな。
俺は、もーちょっと頑張るから応援してくれ。
ただ今は、安らかに。

【SUGIZO コメント】
かけがえのない盟友、HEATH。
信じられない。ずっと闘病していたなんて。突然逝ってしまうなんて。
心が張り裂けそうです・・・。
バンド仲間として出逢って 32 年、バンドメイトとなって 15 年。
君との時間は眩い思い出ばかり。
また一緒にステージに立ちたかった。 続きの景色を見たかった。
君は誰よりもストイックで、鉄壁で、孤高のベースプレイヤーだった。
リスペクトしかなかった。
かけがえのない盟友、HEATH。
1年前、最後に一緒に立ったステージは生涯忘れない。
長い間本当にありがとう。そして本当にお疲れ様。どうか安らかに・・・。
いつか、そちらでまた一緒に音出そうね。

2023年11月11日 heath project