一歩先にステージに現れたバンドが毎度お馴染み“KINGのテーマ”でスタートを切る。しかしブラスパートが“お正月”のメロディをなぞるというニューイヤー・バージョン! そしてキングの登場。一発目は「ぶっ飛ばせMIDNIGHT!」というこれ以上なく今夜に相応しいフレーズが炸裂する“MIDNIGHT BLUE”! さらに“トランジスター・ラジオ”、“スローバラード”、“ドカドカうるさいR&Rバンド”、“上を向いて歩こう”、と反則すれすれの必殺オンパレードで会場は無条件に「ご機嫌だぜ」モードに突入。
しかしオーバーロードする会場とは裏腹にここでキングは「幕張メッセで愛し合っているかい?」とおセンチ・モードに。しかし、ということは……“BABY何もかも”だ! ということは……マントを着ては脱ぐ、恒例のパフォーマンスだ! ということは……いよいよカウントダウンだ! ただ2度目に覆われたのはマントではなくコタツ?? さらにステージ中央に設置されたコタツにメンバー全員が入り、ミカンを食い出す。「さ、年越すぞぅ! いや~しみじみするなぁ(モグモグ)」。そのままカウントダウンに入り、そして花火ドカ~ン。絶叫するオーディエンス。だが、清志郎はというと、「コタツでゆっくりと正月を迎えることができました」だって。素敵すぎる。
最後は渋谷陽一の名前をネタにしたコール&レスポンス大会で盛り上がった“雨上がりの夜空に”で終了。2004年のラスト・ライブが忌野清志郎。そして、2005年の初ライブは忌野清志郎。一年は自慢できるだろう。(内田亮)
1 KINGのテーマ
2 MIDNIGHT BLUE
3 トランジスタ・ラジオ
4 スローバラード
5 ドカドカうるさいR&Rバンド
6 上を向いて歩こう
7 BABY何もかも
(カウントダウン)
8 ラクに行こうぜ
9 JUMP
10 雨あがりの夜空に
忌野清志郎 のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ