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のちにナヲにもつっこみを受けるが、カウントダウンが終わっても今年のCOUNTDOWN JAPANは終わることない。ハッピーニューイヤーのノンビリ気分に浸る間もなく、幕張メッセに投下されたのはマキシマム ザ ホルモンの肉汁たっぷりのジューシーなハードコア。毎度お馴染みの前説に、はかま姿で登場した渋谷が「ここまではやくロックすごろくを登り上げたバンドはいないです」と紹介したように、去年はMOONステージだったのに、GALAXYを飛ばしていきなりEARTHに昇格されたホルモンは、まったくそんなことに気負いすることなく、むしろ、ドでかい会場を完全にモノにして(MCのときにモニター用のカメラをいちいち意識するアーティストは初)、元旦から集まってきた「最高のバカども」のために、「今年最高のライヴ」をコッテリとこしらえてくれた。マジでこっちの心拍がおかしくなってしまうんじゃないか、と思うほどの爆音で“ロッキンポ殺し”、“川北猿員”など独特のシンガロング変態コアで攻めまくり、正月の生ぬるいお笑い番組なんかより数倍笑えるナヲ&ダイスケはんのMCで会場を和ませる。のべ1万人参加の2007年初の“恋のまじない”も無事敢行。いい年になりそうだ。(内田亮)