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「盛り上がってるかーい!」のシャウトで颯爽とスタートしたMOON STAGE、幕を切って落としたのは名古屋から来たグルーヴの申し子、the ARROWS! 1曲目の“恋する摩天楼”から、とにかく坂井(Vo)が踊る踊る! 絡みつくようなツインギターも腰を直撃するリズム隊も気合十分&息ぴったりで、気づけばホールは満員。ジャズやソウルを咀嚼した極上のポップ・センスで舞台をダンスホールに変えてしまった、とにかくセクシーな30分だった!



2番手は元ZAZEN BOYSのアヒト・イナザワが率いるスペシャル・バンドVOLA & THE ORIENTAL MACHINE! 音源正式リリース前の貴重なライヴとあって、満員のステージには異様な期待と熱気が渦巻いていた。“A communication refusal desire”から全7曲、へヴィなリフとシャウトがつんのめるように転がって、奔放に爆発を起こしている。ラストの4ピースが轟音に溶け合う“Song of Ruin”で、凄味を残して彼らは去った……。



「お○んこ!」と連呼する映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のセリフをSEに、気合十分で現れたのは異色のオルタナ3ピースdetroit7! 裸足のVo&G菜花がジャケットを脱ぎ去ると、“LOVE&CONFUSED”で一気に場内は沸騰! 炸裂するタイトなガレージ・ロックに、ちらりと交じる笑顔と色気が最高にグッと来る、ラスト“GRACIAS”まで突っ走った圧巻のショウでした!



そして前半戦のトリは、八王子の核弾頭マキシマム ザ ホルモン! 1発目の新曲ヘヴィ・ロック“What’s up, people ?! ”から超満員のフロアをガンガンに揺らして、続くナヲ(Dr)の爆笑MC&相川七瀬の熱唱で早くもテンションは天井知らず!(その間、マキシマムザ亮君(G)はピックで自分の歯クソをとっていた。さすが!) ファンクでパンクな名曲“ロッキンポ殺し”から“握れっっ!!”のコーラス大合唱まで、彼らが全員の心をガッチリ捉えたことを、鳴り止まない拍手とoiコールが証明していた!

さあ、後半戦へまだまだ続きますよ!(松村耕太朗)