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トモフスキーこと大木知之。1965年、つまり昭和40年生まれ。先月、41歳になった。というわけで、ライヴのスタートは“歌う41歳”である。でも、40歳になっても41歳になっても、トモフスキーはトモフスキーだ。カステラ時代から合わせると20年ちかいキャリアを誇る大ベテランであるにもかかわらず、いつまでも瑞々しく、パンキッシュで、決して丸くならない。飛び跳ね、走り回り、タンバリンを叩き、歌うトモフスキー。独特の世界観がじわじわ観客を巻き込んでいく。ガンガンにギターをかき鳴らして「ロックスターになった気分だよう!」と叫んだかと思えば、その次に“うしろむきでOK!”をもってきたり、やはり一筋縄ではいかない。そして“カンチガイの海”を挟んでのラストは“スポンジマン”“ワルクナイヨワクナイ”とトモフ史上に残る名曲2連打。最高である。このまま“歌う63歳”くらいまでいってほしい。期待してます!(小川智宏)