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ついにCOSMO STAGEのラストアクトです! トリで登場するのは、TOKYO NO.1 SOUL SET! 「今日このステージの最後をつとめることになりました」と一言挨拶した後、“Change My Mind”からライヴスタート。川辺ヒロシが紡ぎだすトラックにパーカッションとベースの生演奏が絡み、渡辺俊美の力強いヴォーカル&ギターとBIKKEの歌うような文学ラップがのっかれば、そこには誰にも真似できない研ぎ澄まされたポップ空間が生まれる。12月に発表したばかりの配信シングル“Please tell me”をはさんで、99年の懐かしシングル“Bow & Arrow”のイントロが流れると、オーディエンスは大歓声。その興奮はラストまで途切れることがなかった。一言一句抱きしめるようにラップするBIKKEと、その言葉と音を両手をあげて受け止める観客の姿が印象的だった。ソウルセットやスチャダラパーたちがジャパニーズ・ヒップホップを確立させた時代をリアルに体験している人たちにも、彼らの音楽を新しいものとして体験している現在の10代にも、そのメッセージはしっかり届いたんじゃないだろうか。アンコールで“Sunday”を演奏するという嬉しいプレゼントを残してステージを去っていく彼らは、やっぱりかっこよかったです。(上田智子)