「We are, We are, We are SCOOBIE DO!」というVoコヤマのMCで幕を開けたSCOOBIE DOのライヴ。今年で結成から12年。そのあいだ、ファンクネスとグルーヴだけを追い求めてきた彼らである。オーディエンスにステップを踏ませるという点では筋金入り。1曲目の“Back On”からコヤマはモンキー・ダンスで煽り続け、2曲目では早くもRHYMESTERをフィーチャーしていた“What's Goin' on”が登場。その後も、最新シングル“トラウマティック・ガール”のブレイクでは「ギターでしか語らない男、SCOOBIE DOリーダー、マツキタイジロウが幕張に集まったみなさんにギターでこう語ってますぜ、『この30分間、人間やめちまってくれませんか』、望んで人間やめれんのかー、幕張!」なんていう煽り文句が飛び出す。しかし、毎度ながらVoコヤマの情熱的な煽りは最高。開始早々、瞬時に沸騰した客席に更なる火をつける。2008年4月には新作をリリースすることも発表。セットリストの最後に演奏されたのはメジャー・デビュー曲だった“Get Up”。彼らのキャリアの真髄を見せられたようなライヴだった。(古川琢也)
SCOOBIE DO のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ