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COUNTDOWN JAPAN 09/10、いよいよ大詰め! 最後を飾るのは濃厚なファンク・グルーヴを操るワルい大人たち=Scoobie Doだ。転換中のリハからがんがんに煽っていましたが(というか丸々1曲やってた)、本番一発目は“トラウマティック・ガール”。コヤマシュウ(Vo)が「跳べ!」と煽れば、COSMO STAGEを埋めた、眠る気などさらさらないオーディエンスがジャンプ、ジャンプ!「2009年から2010年になってもギターでしか語れない、いやあえて語らない男、リーダー=マツキタイジロウがこう申しております、カウントダウンの終わったカウントダウン・フェス、朝方4時、分かってるんだぜ、みんな普通じゃないって」。そう、ここまできたら行くところまで行くだけ、人間だってやめてやる。というわけで巨大なフラッグが「ローディー」カトウタロウ(ビート・クルセイダース)によって持ち込まれ、ジャンプと掛け声が入り乱れる“OH YEAH! OH YEAH! OH YEAH!”に突入! なんだよまだまだみんな元気じゃないか。「周りを見てみてください。バカしかいませんよ! 50回転ズからScoobie Doですからね、バカのための時間ですよ!」。満月から事業仕分けまでを引き合いに出して語るコヤマの口もいつも以上に滑らかだ。バカで結構、“真夜中のダンスホール”で軽やかにステップを踏めば、たちまち時間なんて忘れてしまう。コヤマは観客全員をしゃがませ、「ダンスホール幕張!」のコールとともに一斉にジャンプ! 普通、午前4時にはあまり見られない光景である。やっぱり、正真正銘のロックンロール・バカなのだ僕たちは。素晴らしい。こうなればあとはフィナーレまで突っ走るのみ、疾風のごとく駆け抜けたショウは、気がつけば終演のときを迎えていた。アンコール最後の“夕焼けのメロディー”が終わっても、名残惜しそうなコール&レスポンスはいつまでも鳴り止まなかった。(小川智宏)