去年のデビュー以来、独特のスケール感とハイテンションな熱さを併せ持った新世代バンドとして、各所で快進撃を続ける4ピースバンド、ジン。2枚目のアルバム『クオリア』の発売を2月6日に控えて、ハルカ(G)、もとき(B)、哲之(Dr)3人のジャムセッションから始まったステージはまさに気合十分。「イエーイエーイエー!」の掛け声で髪を振り乱し、フロアを煽りながら攻撃的に歌いまくるひぃたんのヴォーカルに、タイトに絡みつくように応えるバンドのアンサンブル。曲の勢いと演奏力がガッチリ噛み合っているから、ロックの興奮とポップなメロディの楽しさが、どちらもダイレクトに伝わってくるのだ。この 4人は、きっとそのことを身体で理解している。最後は「フェスとかでやるのは初めて」というバラード曲“SOMEDAY”の余韻をたっぷり残して、彼らは去っていった。2008年もどこまで成長するのか、ますます楽しみになるステージだった。(松村耕太朗)
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