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続いては、もう若さだけでは語れない、グルーヴと歌力をブン回すジンの登場! セッションの途中でひぃたんが登場すると、“解読不能”へ。ステージをぐいぐい動きながら、伸びやかな歌声を轟かせるひぃたん。「盛り上がってるか? サンキュー!」と叫ぶMCも、豪快そのものだ。その姿勢は、この日の選曲にも表れていた。何と、演奏した6曲中、3曲が新曲だったのだ。これはフェスではなかなかできない冒険である。しかし、今の自分たちに自信があるからこそ、大舞台でいちはやく最新形を届けたかったんだろう。それぞれ、ヴァラエティに富んでいたが、どの楽曲でも、新曲にも関わらず拳があがっていた。“Vuena Vista“では、ひぃたんは座り込んで熱唱。男性陣三人も容赦せず煽り、フロアはハンドクラップが起こる。それでも足りないとばかりに「まだ終わってないよ! がっついてきてください!」と叫ぶひぃたん。その気迫に圧倒されながらも、がっついていくオーディエンス。そしてラストは「この曲だけは優しい気持ちで歌います」と、壮大で伸びやかな新曲を披露。清々しい風を巻き起こして、彼らはステージを降りた。09年の飛躍を感じさせる、堂々たるパフォーマンスだった!(高橋美穂)