他のステージに遅れること30分、いよいよ二日目のMOON STAGEも幕開け。トップバッターは、CDJでは異色であろうDE DE MOUSE。しかも真っ昼間だし、違和感があったりしないだろうか?と思いつつも、逆に、この状況を楽しんでくれるアーティストなんではないだろうか?という予感はあった。フロアはギッチギチ。何が起こるんだろうとステージを見つめるたくさんの視線に対して、彼らは見事に楽しみ、そして想像以上に開かれたパフォーマンスを見せてくれたのだ。変則的なスタイルでありながら、サウンドはメロディアスで踊りやすく、映像もポップで、何処を取っても難解さやドラッギーさは皆無。さらに、オーディエンスに呼び掛けては拳や手の波を生んでいく。「みなさん、COUNTDOWN JAPAN、楽しいでしょ? 最初から力いっぱい、最後まで思う存分楽しんでください!」という自信に満ちたMCも頷けるようなステージだった。もっとオーディエンスは遠慮なく踊りまくってもいいんじゃなのかな?とも思ったけれど、ここが入口となって、聴く音楽の幅が広がる人はいるに違いない。それもフェスの醍醐味だ。最後はすっかり夜のクラブみたいな空気が一体に広がっていた。心地よい時間だった!(高橋美穂)
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