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軽快なSEにのって、3日目の終盤を迎えたGALAXY STAGEにYO-KINGが登場! 「こんばんわ~」と飄々とオン・ステージしたYO-KING、“DREAM IS OVER”の弾むようなリズムでオーディエンスをぐいぐい巻き込んでいく。飛び跳ねながらファンキーなベース・ラインを繰り出すグレートマエカワの、ダイナミックなアクションが視覚的にも楽しい。「今年も1年、みんながんばった! それぞれいろんなことがあったと思います。みんなお疲れさまでした!!」と労をねぎらう温かいMCが場内にアットホームなムードを広げ、一転、ミドル・チューンの“TURN”は丁寧な筆致でしっとりとプレイ。どんな楽器より雄弁で力強いYO-KINGの歌声が、ダイレクトに聴き手の心をとらえていった(「ここに天才がいますね」とYO-KINGも自画自賛!)。「今年は真心(ブラザーズ)が20周年を迎えまして、1年間ありがとうございました! 来年はYO-KINGでの活動を中心にやっていきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いします!」と一足早く2010年の所信を表明。続けて「そうは言ってもこの不況の時代。暗いニュースの多い昨今ですが、僕がみんなを照らしてあげますよ!」と心強い宣言も! その言葉に違わず、「来年からは常に機嫌がいい人間が勝つ時代がくると思います。僕は20年間ずっと機嫌良かった人間ですから、こんなにビッグになれました(笑)。みんな機嫌悪いヤツラに負けんなよ! ご機嫌キープでお願いします!!」と鳴らされた“Hey!みんな元気かい?”が、集まったオーディエンスを丸ごと激励。YO-KINGにしかできないポジティヴ全開のステージに、GALAXYのフロアにはたくさんの笑顔が芽吹いた。(奥村明裕)