メニュー


4人で手をつないで、深々と一礼、そしてフロアに向かってゲッツ! そんなチャーミングな登場シーンに大きな歓声が上がる。今年9月にミニ・アルバム『Hello! "Z"』でデビューを飾った、フロム千葉の4人組ガールズ・バンド:ねごと、初の『COUNTDOWN JAPAN』のステージに登場である。まずは蒼山幸子(vo&key)が伸びやかなハイトーン・ボイスを響かせ、「こんにちは、ねごとです!」と呼びかけて"透き通る衝動"をプレイ。藤咲(b)と沙田(g)が体を激しく揺らして衝動的なパフォーマンスをみせれば、フロアのオーディエンスもコブシを突き上げて応戦! あらゆる障壁を飛び越えていくような、凛としたボーカル・ラインがなんとも爽快だ。ブレイクでは「MOON STAGEのみなさん、こんばんは! ねごとです!」と蒼山が呼びかけ、「よろしくお願いしま~す!」と元気いっぱいにメンバー全員でご挨拶。「楽しんでますか? 年越しそば、食べた人?」と沙田も語りかけ、すかさず「まだ年越してないよ!」と藤咲がツッコミ! MCでも抜群のコンビネーションをみせる。「いろんなことを経験した2010年だったんですけども、その締めくくりにここでこうしてライブができるのは……去年は普通にお客さんとして来てたので、すごい感慨深いです。たくさんのお客さんと、私たちの音楽で楽しめるのがうれしいです。もしよかったら手拍子してください!」(蒼山)と呼びかけて、続く"ワンダーワールド"ではフロア一面にハンド・クラップが! 「こんなにたくさんの人に手拍子してもらったの初めてだし、幸せな気持ちです。ありがとうございます!」と興奮気味に蒼山が感謝を届け、「みなさん、もう思い残すことないですか? 私は、後はきつねうどん食べられれば思い残すことはありません! それをみなさんに報告できてうれしいです!」と澤村(ds)も天然脱力MCで会場を沸かせる。後半も"NO"→"カロン"とタイトな演奏で畳み掛け、「たくさんのアーティストが出られてるなか、ねごとを観に来ていただいてありがとうございます! ねごとは来春、1stシングルをリリースします!」(蒼山)とうれしいニュースを届けた後、「今日はMOON STAGEなんですよ、ココは。ねごとにぴったりなステージだなと思って。ということは……2010年最後の今日、一緒に月まで行きたいと思いませんか? 月まで行っちゃいたいと思いませんか!?」とアジテートして、代表曲"ループ"でMOON中のハンズがウェーヴ! さらに壮大なミドル・チューン"夕日"でMOON中がうっとり!――そのシャープ、かつ、キュートなステージに完全KOされたのは、筆者だけではなかったはず!?(奥村明裕)