２日目のFORESTは、ライヴを見ながらワープロを打っていると手がつりそうになるほど勢いのあるバンドばかりが続いているが、どうやらネクスト・アクトでも、その状態を覚悟しなければならないようだ。だってLAST ALLIANCEだもの!　SEが流れだすと、早速ハンドクラップが起こる。HIROSHI(Dr)がドラムを打ち鳴らし、ANZAI(Vo&G)が彼の必殺技の雄叫びを轟かせると、はじまったのは何と“LAST ALLIANCE”!　バンド名を冠した、初期からあるパンクチューンである。まるで宣戦布告じゃないか!?　畳み掛けるように“REBEL FIRE”へ突入。漢臭いコーラスが響き渡り、フィールドはあっという間にラスアラ・ワールドに飲み込まれていく。続いてはANZAI(Vo&G) とMATSUMURA(Vo&B)のツイン・ヴォーカルのハーモニーも美しい“片膝の汚れ”。さらに、“WORLD IS MINE”のイントロでは、THINGO(G)が暑さも構わぬ激しいヘッドバンキング!　さらにＭＣ中にも、「イェーイ!」と猛々しいコール＆レスポンスを巻き起こし、“SPIRAL WORLD”へ。ま、まじで休ませない濃厚＆高速なパフォーマンスじゃないか、今日のラスアラは!　その勢いで、最新シングルに収録されていた“HEKIREKI”に雪崩れ込むと、沸き上がる歓声!　そしてHIROSHIが立ち上がってドラムを叩くと、ラストの“KONOYUBITOMARE”がスタート。狂熱と流麗なメロディの余韻を残して、彼らはステージを降りた。(高橋美穂)