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午後になってやっと穏やかな時間がやってくるかしら……なんて油断は禁物。次は最も刺激的なアクトが次に控えているからだ。その名はもちろん、泉谷しげる! そう、昨年末のCOUNTDOWN JAPANでは1曲のみを延々歌い続けた泉谷である。今回はどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか!? 待ちきれない野郎の怒号が、いつしかオーディエンス全員の「いーずみや!」というコールに変わった頃、「呼ぶんじゃねぇ!」とわめきながら御大登場。しかし2曲を終えたところで、「ギターの音が鳴らない」と、早くも帰ろうとする泉谷。とはいえ彼の思惑は外れて(!?)ギターは無事復活し、名曲“春夏秋冬”を披露。やっと落ち着いて聴き惚れるオーディエンス。さらに「忌野〜!」というひと声から、まさかの「雨上がりの夜空に」に突入! 歓喜するフィールドいっぱいのオーディエンス。その後もまた「帰らせて! もう無理〜」と言いながら“野生のバラッド”を自ら奏でるエレキ一本をバックに歌いだす。その後も歌わせたり、何度もジャンプさせたりして、この曲だけで10分くらいが経過。でもそれでいい。いや、寧ろそれがいい! この日も見せてくれたたくさんの無茶。そうやって何処でもガチで生きる姿勢を、僕らは忘れません。ありがとう、泉谷!(高橋美穂)