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7度目の出演となるRIP SLYME、ついこの間まで続いていたツアーに引き続きバンドを従えての登場! 軽やかなギターに乗って響くFUMIYAのスクラッチが、GRASSの空気をガラリと変える。スタートを切るのはホーンが高らかに鳴る“Good Day”、この日にぴったりすぎてすでに最高。そして“太陽とビキニ”“楽園ベイベー”“SPLASH”とリップが誇る無敵のサマー・チューン連続投下で、ウェーブは起こるわタオルは回るわでGRASSはエラいテンションに! 這うようなビートがトライバルなムードを醸し出す“Watch Out!”を経て、「中日の真ん中、ここでダレてもらっちゃ困るわけですよ!」と煽るRYO-ZがマイクレスでHO!と叫べば、ぎっしりのオーディエンスも全力でHO!と返す。そう、盛り上がりはまだまだこれから! “雑念エンタテインメント”“STEPPER’S DELIGHT”“GALAXY”などノリノリのキラー・チューンのメドレー・リレーに、どうにかなってしまいそうなくらいの恍惚と興奮が押し寄せる。“FUNKASTIC”では4MC+1DJにホーン/弦楽器という有機的なフュージョンが一層濃厚なファンクネスをもたらしていたし、“JOINT”では「まじヤバいくらい」多くのタオルがぶん回され、ラストの“熱帯夜”ではセクシーにばっちりキメて嬌声を浴びたリップ。もう、この人たちはどんだけエンターテイナーなんだと、ぐうの音も出ないほど完璧なステージなのでした。(林敦子)