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感動のフィナーレ! リップスライム君臨!!  19:10 GRASS STAGE

 もうグラス・ステージ、とんでもないことになってます! スタンディング・ゾーン見渡すかぎり人、人、人。今年のロック・イン・ジャパン・フェスは昨年よりもお客さんの人数が格段に増えているのですが、それを思いっきり実感させられました。去年はキャンセルとなったシュガーソウルの代役として急遽出演し「こんにちは、シュガーソウルことリップスライムです!」という登場MCで沸かせたリップ。当然のようにオリコン1位になった新作アルバムを引っさげた今年は、ホントに堂々とトリを飾ってくれました。
 まずはメンバーがフラッシュバックしていくようなVJの映像からスタート、この時点でいきなり大歓声! さらにメンバー登場でフィールドはヒートアップ!! おそろいの深青のツナギ(短パン仕様)に身を包んだ4MC+1DJは、もう完璧にエンターテイナーとしてのオーラを漂わせてます。日本代表の戸田ばりに真っ赤に髪を染めたSUの胸には「ヨーイチコンプレックス」の文字が。去年の「渋谷陽一祭」から若干バージョンアップ? でも何じゃそりゃ。
 初っ端の“TOKYO Classic”から“FRESH”“バンザイ”“FUNKASTIC”とどんどん盛り上げてくリップ。フミヤの繰り出すビートは腰にずんと来るほど重く、4MCは一見ダラダラしてるように見えてピッタリと息を合わせた動きとライミング。凄い! さらにグッときたのはRYO-ZのMC。「今日の最高気温は36℃らしいです。でも大したことないな、オレの平熱と同じだから(笑)。だけどお客さんは8時から並んで11時から見てるわけで。この灼熱地獄の中を。……だけど別に地獄だと思わねえやつ、Say Yeah! これだけのいい音楽が見れて、むしろここは天国じゃねえか、そう思うやつ、Say Yeah!!」。うん、確かに。このクイック・レポートでも何度も灼熱地獄と書いてきたけど、ここの雰囲気は確かに他では味わえないものをもってます。イエー!! 他にもRYO-Z、何度も「気持ちいい~」と(ほんとに気持ち良さそうに)繰り返したり、「ほら、見てこれ」とツナギをはだけて中に着込んだロック・イン・ジャパン・フェスのTシャツを示したり、最高のパフォーマンスっぷりでした。
 お客さんを上手・下手の二つにわけて「キック!」「スネア!」「ハイハット」「ボーボー!!」とコール・アンド・レスポンスさせて開始した“運命共同体”、そして“One”でその盛り上がりはピークへ。そこからは“楽園ベイベー”“雑念エンタテイメント”“ステッパーズ・ディライト”と怒涛のシングル・ナンバー連発で一気にクライマックスへ。“楽園ベイベー”の途中でSUとPESがディープ・キスをしたり偶発的な見所はいくつもあったけど、それも含めてこの日のリップは完全勝利! 楽しさも切なさも興奮も全てを飲み込んでなお余りある器の大きさを見せ付けてました。
 満場のアンコールの後は、フミヤのDJソロ、“ジャッジメント”。そして花火! た~まや~!! 初日グラス・ステージは最高のフィナーレを飾りました。さてこの後は会場の混雑を避けるための規制退場です。みなさん、係員の指示にしたがってゆっくり退場してくださいね。そして今夜はゆっくり休んで、また明日よろしく!!(21:00 GRASS STAGE)
初日グラスの大トリ、リップスライム見参! 笑かす、泣かす、盛り立てる。
昨年以上のショーマンシップが炸裂
アンコール終了後、
夜空に打ち上げられた花火。た~まや~
ナイア~ガラ~