“ロリポップ”のオープニングSEと共に歓声を浴びて登場したGOOD 4 NOTHING。前線の3人がレイク・ステージの幅を目いっぱい使ってポジションを取り、“It’s My Paradise”からのスタートだ。高速でダンサブルなパンク・ソングに、のっけからオーディエンスも“You Know〜”のコーラスを全力でシンガロングする。TANNYによる“Opportunity All Around”、イントロの電光石火ギター・フレーズには、ほとんど悲鳴に近いような嬌声が上がった。KAWAJINも重機関砲のようなキック連打で応える。G×4×Nの鉄壁のプレイアビリティとオーディエンスの熱気が更に化学反応を起こし、これぞライヴ空間、というようなヤバい興奮を生み出しているのだ。U-tanが「今日は大阪から6時間? 7時間? 8時間?かけて来たんだけど、本当に楽しんで帰ろうと思ってるんで、よろしくお願いします」。と言っていたけど、ここにいるみんながそうなのだ。このレイク・ステージに無数の感情や思いが発散されるさまが、形になって見える。ハートを掻き立てるサウンドと爆走するビート、思いを繋ぐハーモニーと物語を紡ぐメロディ、それだけで、人はこんなにも素晴らしい体験が出来るのだ。(小池宏和)
GOOD4NOTHING のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ