ロック・イン・ジャパンに毎年出演しているMARS EURYTHMICS(マーズ・リトミック)が、PARK STAGE3番手として登場! 4人での念入りなサウンド・チェックから、「このままMARS EURYTHMICS行きます!」とイッソン(磯部正文/Vo&G)が告げ、本番に突入。「今日のような、こんな日の歌」とのMCから新曲“Have a nice day”が鳴らされると、リズムにあわせてオーディエンスの身体が大きく揺れ始める。続く“ポン・デ・アスカール”の、どこまでも突き進んで行けそうなドライブ感が心地いい! さすがはHUSKING BEEやGOOFY'S HOLIDAYでキャリアを重ねた歴戦のバンドマン、肩の力の抜けた絶妙なバンド・アンサンブルだ。MCでは“テッキン”こと工藤哲也が「強烈な雨男(新ギタリストの辻 剛)をお迎えしまして、それにつられて僕も最近怪しいんですよ」と述べると、すかさず磯部が「テッキンはね、雨男というより“ダメ男”だね」と突っ込み(ナイス!)。こんなところからも、バンドがとてもいい状態にあることが伝わってきた。最後も新曲で“それを”という曲を熱演。力強く雄弁なボーカルとサウンドで独特の詩情を届けた、実に味わい深い時間だった。(奥村明裕)
MARS EURYTHMICS のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ