B-DASHの陽性パンクがPARK STAGEを沸かせたあとは、本フェス初参戦となるavengers in sci-fiが極上のディスコ・タイムを演出! のっけから、エフェクターやシンセを駆使したスペイシーなサウンドと、どっしりとした骨太ビートが会場を揺さぶっていく。アジカンのサポートアクトをつとめたことでも話題となった彼ら。前作よりさらにロック度を増したセカンド・アルバム『SCIENCE ROCK』の楽曲を中心に繰り出される、獰猛で挑発的なビートは、どんなサウンドをも凌駕するほどの圧倒的な吸引力を湛えている。MCで煽るわけでもなく、あくまでも純粋な音の力のみでオーディエンスを享楽の地へと導いていく圧巻のステージ。これからのロック・シーンに、新たなスタンスで切り込んでいくであろう、確かな実力と勢いを感じさせる、充実の30分間だった。(齋藤美穂)
avengers in sci-fi のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ