しなやかに爆裂するDEEP BLOOD RHYTHM。
BOOM BOOM SATELLITESで覚醒せよ！ 17:30 LAKE STAGE
さて、そんな夕焼けの中LAKE STAGEにはBOOM BOOM SATELLITESが登場。いきなり脳と身体に打ち込まれた一発目の弾丸は“BLINK”だった。狂気を放ちながらドス黒く蠢くベースと低音のシークエンスが否応無しにオーディエンスを煽っていく。ジャズとファンクを取り込んだ中野のベースがいい。よりカオスを増していくとぐろを巻いたようなグルーヴだ。続く“DRESS LIKE AN ANGEL”のファンクネス、立ち上がりからいきなりリズムの絨毯爆撃。ストイシズムとその攻撃性に溢れた激情のビートの強度はおそらく今フェス一なのではないだろうか？ よりロック的なダイナミズムを取り入れ始めた最近のブンブンはほんと解き放れたようにその牙を僕たちに突き立てる。そしてその牙の鋭さに僕らは圧倒されるのだ。
続く曲はダンス・ミュージックというよりは完全なロック・ナンバーへ振り切った“LET IT LIFT”。これがまた良かった。ゆったりとしたスローなテンポに圧倒的な音圧でディストーション・ギターが振り下ろされる。じっくりと情念を抽出した本ナンバーのヒリヒリとした焦燥感、切迫感がギリギリと胸に響く。そして、この曲を起点にブンブンの爆裂ダンス・ビートはさらにリミッターをハズし解き放たれていった。“LIGHT MY FIRE”“DIG THE NEW BREED”と身体ごと垂直落下して一気に天上まで跳ね返るバカでかいビートを連発。反射する金属質な響きのシークエンスが頭の中に閃く中、気がつけばステージ全体がまるで巨大な攪拌機になったように揺れている。しかし、近くから見ると実はみんな自由に、そしてホントに楽しそうに踊っているのだ。たまらない笑顔でビートを享受し、ステージを満喫しまくっている。様々な感情をビートに込めてもその自由度の高さや鮮烈さに変わりがない。ロック・バンドとして、そしてダンス・アクトとしてのブンブンの本質的な強さを見た気がした。そして最終曲は“SCATTERIN' MONKEY”!!! 加速するリズムはいよいよ最高潮に達し、短い時間の中、幾度も絶頂を生み出し、大興奮の中、ライヴは終了した。覚醒したBOOM BOOM SATELLITESは今後も大注目だ。そしていよいよ本日LAKE STAGEのトリ、NUMBER GIRLはこのあと18：45からです。（18：30 LAKE STAGE）
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| 見よこの入魂の表情！ | 楽しみました。次はナンバガ！ |
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| というわけでビールでも一杯！ | レイク･ステージを夕暮れがつつむ |
