今年のロック・イン・ジャパンのトップバッターを飾ってくれたのはKing Of Stageこと、ライムスター！　やっぱこの人たちは盛り上がるわ。まさにタイトル通り、本人達さえも熱過ぎるぜと語っていた“HEAT ISLAND”を初め、「１発目がベスト・アクトでゴメンね」の言葉通り、圧巻のステージング。スペシャル・ゲストのScoobie Doが登場すると、更にステージはヒート・アップ。ああ、これはもう１発目から完全にノックアウトだわ。

そして、そんな熱狂を結晶のような美しい歌に変えてくれたのが次のSalyu。３拍子の情熱的なバラード“Tower”を筆頭に、大名曲“VALON-1”など、この強い日差しを神秘的な歌声で染めていく。そんなSalyuの世界の真骨頂と言えるのが最後に演奏された“to U”。今日の太陽がこの歌の真実を照らし出してくれたような、そんな歌だった。（古川琢也）