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ウィング・テント初日のトリを飾るのは、愛知から飛び出した若きメロディックの新星GLORY HILL! 昨年のCOUNTDOWN JAPAN 07/08に初出演したのも記憶に新しい彼らが夏のROCK IN JAPANにもいよいよ登場である。1曲目の“Everything”から「JAPAN、来いよおっ!」というTAKUYA(Vo)のゲキが飛ぶ。グイグイ押し寄せてくるドライヴ感のあるサウンド、エモーショナルに心を揺さぶるメロディの存在感、そして思わずこちらまで笑顔にしてしまうようなグッド・ヴァイブを生み出すバンドのまっすぐなテンション。それらをもってして、誰にも入り込める間口の広いロックに仕上げているのは彼らの若さゆえか情熱ゆえか。とにかく弾けるような活力に満ちたステージだ。「愛知県から勝負しに来ました。ここにいるみんなと俺ら、どっちが楽しめるか……盛り上がっていこうぜよろしく!」というKO-01(B)に続いて“BRAVE DRIVE、“Cried Out”“Why I’m Me”と立て続けに瞬発力抜群のアッパーな曲が連投され、オーディエンスをどんどん熱狂の渦に巻き込んでいく。合唱が起こったセンチメンタルな “Stardust”も、「最高の夏の思い出が出来ました」と満足げにオーディエンスに告げた後の“DAYBREAK”も、アンコールでの“Get Up”も、一度もアクセルを緩めることなく、迷いなく一気に駆け抜けたGLORY HILL。そこには熱くもどこか清々しい達成感が漂っていた。(林敦子)