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3年ぶりのROCK IN JAPAN登場、そして堂々のGRASS STAGE1日目トリ! パワフルでハイブリッドな未知のロックンロールを開拓する3ピース、ストレイテナーの登場である。すっかり夜の帳が下りたステージを照らす青白い照明の中、余裕の笑顔をたたえて現れたホリエアツシ(Vo/G)がキーボードの前に座って始まった1曲目は“SIX DAY WONDER”。丁寧に歌い上げるホリエの声が、この大舞台に興奮するファンたちの緊張をそっとほぐすように響いていく。続く “The novemberist”で徐々に観客をヒートアップさせると、“Melodic Storm”“BIRTHDAY”“PLAY THE STAR GUITAR”ではバンドの持つ音楽観の幅広さと深さを堂々と見せつける。タフでソリッドな3ピースのアンサンブルを土台にしつつ、こんなにも柔軟に音像のイメージを広げてみせるロックンロールは今の彼ら以外には鳴らせないだろう。さらに7曲目“BERSERKER TUNE”8曲目“KILLER TUNE”のまさにキラーチューン2連発で観客を躍らせまくる沸騰状態に押し上げると、後はラストの“TRAVELING GARGOYLE”“TRAIN”まで、緩急を織り交ぜる圧倒的な力強さのステージング。途中、Drのナカヤマシンペイがドラムペダルを踏み割る(!)というアクシデントすら、なにか神がかった現象のようにすら思えてしまった。そしてアンコール曲は“ROCKSTEADY”と“YES, SIR”!! 最後まで突き上げられる拳の数の多さが、まさに完全燃焼のパフォーマンスの熱気を物語っていた。(松村耕太朗)