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シンペイとひなっち、8年前と同じく自転車に二人乗りして登場! いきなりオーディエンスの度肝を抜く、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013、LAKE STAGEの初日のトリを飾るストレイテナーであった。

今年10月で、メジャーデビュー10周年を迎える彼ら。“ROCKSTEADY”からスタートしたライヴは、まるで彼らの歩みを総括するかのように、メジャー1stシングル“TRAVELING GARGOYLE”、“DISCOGRAPHY”とバンド初期~中期の、歴史の古いナンバーが続いていく。特に今夜の“DISCOGRAPHY”のオーディエンスの一体感は凄まじいものがあった。

「良い空、いい風。みんな良い顔してる! 8年ぶりに帰ってきました、LAKE STAGE。誇りを持って演奏します」とホリエアツシ(ギター&ヴォーカル)が語る。少し間を置いて、「新曲やります」と9月11日にリリースするミニアルバム『Resplendent』収録の“シンデレラソング”を披露する。繊細でメランコリックなヴォーカルにダイナミックなサウンドを持った、テナーの真骨頂とも言えるナンバーに、LAKE STAGEの歓喜は沸騰する。さらに勢いそのままに“KILLER TUNE [Natural Born Killer Tune Mix]”をたたみかけると、オーディエンスはリズムに合わせてコールで答える。LAKE STAGEの初日のトリらしい、ものすごい熱狂だ。

爆発的なダンスロックから一転、“シンクロ”で感傷的なサウンドを見せると、「4人でやるのは初めての曲をやります」と歌ったのは、“SILVER STAR”だ。続く“REMINDER”でオーディエンスの熱狂をさらに加速させると、「ドラム、ナカヤマシンペイ! ベース、ひなっち! ギター、OJ! ヴォーカル、ホリエアツシ! ひたちなか、ありがとう! 一緒に歌おう」と最後に“Melodic Storm”を披露。これがもう、ROCK IN JAPAN FESTIVAL初日のハイライトの一つと言えるほど壮観な盛り上がりを見せた。

さらにアンコールに応え、SOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビ(トランペット)と元晴(サックス)の2人を率いてステージに再登場。6人体制で演奏するのは、もちろん“From Noon Till Dawn”だ。テナーのダイナミックなアンサンブルに、華やかなホーンの音色が重なって、LAKE STAGEを鮮やかな興奮に包んでいく。ラストはナカヤマが、「21世紀のロックバンドが10年続いたのは、時々感じられる歓喜の瞬間があったから。今日も素晴らしい歓喜の瞬間をみんなで生み出してくれてありがとう! 親愛なるLAKE STAGEのバーサーカーに捧ぐ!」とラストに“BERSERKER TUNE”を演奏した。

ストレイテナーのメジャー10年間の偉大さ、残した名曲の多さ、そしてオーディエンスとの結び付きの深さを感じさせる大団円だった。(大山貴弘)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【ストレイテナー】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート