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3年ぶりにひたちなかに帰ってきたトクマルシューゴ。森と緑の芝生が広がる空間・SOUND OF FORESTは、彼の音楽を体感するのに最高の環境だ。果たしてどんなステージとなるのか? 期待に胸を膨らませた人々が、どんどん集まってくる。

スタート予定時刻となり、バンドメンバーと一緒にステージに登場したトクマルシューゴ。1曲目は“Katachi”。ドラム、パーカッション、鉄琴、アコーディオン、その他、名称の分からない鳴りもの……。様々な音色に彩られながら広がるサウンドが抜群に心地よい。そんな素敵なアンサンブルに包まれながら、歌声が瑞々しく迫ってくる。今が真夏であることを忘れるくらいに爽やかなサウンドが、周囲一帯を鮮やかに染め上げていった。

オーガニックな温もりに満ちた演奏が、その後も続く。時折、周囲の森から届いてくるセミの鳴き声が楽曲を彩るのも、何だかとても楽しい。ステージ上のプレイヤーたちも、演奏する喜びで満ちた表情を輝かせている。「ROCK IN JAPANは3年ぶり。まったく同じステージに立たせて頂くんですが……前回の記憶がほぼないんです。なぜなら、熱中症にかかった中、ライヴをやったので(笑)。今日の方が断然健康なので、断然いい演奏が楽しめます(笑)。引き続き、楽しんでいってください」、ウィットを利かせたトクマルシューゴのMCからも、リラックスしながら楽しんでいる様子が伝わってきた。

終盤で演奏された“PARACHUTE”は、まさしく至福! フィールドにいる人々は勿論、森の木陰で座ってくつろいでいるお客さんたちも、うっとりと身体を揺らして耳を傾ける。ラブ&ピースを絵に描いたような光景が広がるライヴであった。(田中大)





この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【トクマルシューゴ】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート