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午後になっても気温が上がらないまま夕暮れ時に差しかかった、ひたちなか。しかし、ここPARK STAGEには只ならぬ熱気が立ち込めている。そう、結成14年目にして更なる高みを目指す「古都のドブネズミ」ことROTTENGRAFFTYの登場だ! NOBUYAの高らかなシャウトから“STAY REAL”の怒涛のミクスチャーサウンドへと雪崩れ込み、「俺たちがROTTENGRAFFTYだぁーーー!!」という宣言から“This World”へ。エネルギーの限りを尽くしたラウド&ヘヴィなサウンドが、待ってました!とばかりに暴れるキッズの心に火を灯し、壮絶な熱狂空間を作り上げていく。「この夏、今日が一番にしようぜー!」というN∀OKIのアジテーションに、フィールドの拳が一斉に突き上がっていった光景は、間違いなくこの日のハイライトのひとつだろう。

軽快な祭囃子に彩られたアンセム“響く都”では、N∀OKIの音頭による「響く都!」「ロッキンポ殺し!」というコール&レスポンスが炸裂。メタルコアとダンスミュージックが正面衝突するハイブリッド・ナンバー“D.A.N.C.E.”では、芝生から土煙が上がらんばかりのダンスが巻き起こる。さらに“銀色スターリー”を猛スピードで駆け抜けると、N∀OKI の呼び込みでHEY-SMITHの満(Sax)とIori(Tp)が登場! 7人体制で“Error...”を投下すると、フィールドでは100人以上は加わっているんじゃないかと思われる特大サークルが出現し、キッズたちが走る、走る。再び5人に戻って“金色グラフティー”に突入すると、ゴリッゴリのサウンドとN∀OKI&NOBUYAの間髪入れないヴォーカル・リレーで攻め立てて、キッズのエネルギーを極言まで燃やし尽くしてしまった。

最後に「素晴らしいステージをありがとう! 来年はもっとデカいステージに俺たちを上げてください‼」とNOBUYA。結成14年に及ぶキャリアの重みと、ここから始まる新たなる闘争の日々を同時に感じさせてくれるような、パワー漲る熱演だった。(齋藤美穂)






この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【ROTTENGRAFFTY】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート