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大音量のSEに包まれながら登場したメンバーたちを、お客さんたちの猛烈な拍手と歓声が包む。「準備はいいか?」と社長(アジテーター)が煽り、“SUMMER GODDESS”がスタート。黄金色に輝くサキソフォンとトランペット、メタリックグリーンのドラムセット、漆黒のボディを煌めかせる鍵盤、こげ茶色のウッドベース……ズラリと並ぶ楽器たちが美しい。それを奏でる楽器隊の姿が眩しい。そして、そのど真ん中に立つ社長のシルエットが凛々しい。そんな素敵なステージから、熱いサウンドがこちらめがけて襲いかかって来た。こうなったら最早じっとしていられるはずがない! 曲に合わせて踊り、叫び、飛び跳ね、汗が全身から噴き出す人々が、SOUND OF FORESTの大地を猛烈に揺らしたのであった。

2曲目の“閃く刃”が、お客さんたちの興奮をさらに容赦なく加速! ステージ上を巡りながら我々を煽る社長の動き、掛け声が、熱狂の炎に大量のガソリンを投入する。このまま皆、どこまで行ってしまうのか? そんなことを考えている暇もないくらいに圧倒的な昂揚感が、周囲一帯を支配していた。そして、“SAHARA”“POP KORN”……さらにとびっきりスリリングなサウンドが高鳴っていく。「みんなだって、このフェスを作る大事な楽器の一部分なんだぞ。みんなが主役。一緒に音楽を作ろうぜ!」と煽る社長の言葉に完璧に応え、あの場にいた誰も彼もが最高の空間を作るのに欠かせない存在となっていた。

「ラララ~」という大合唱が起こった“Fantastic Planet”は、「みんなの声でかい。半端ない! 気持ちいいぞ!」と曲中で社長が思わず叫ぶほどの大熱狂。そして、ラストを飾った“SATSURIKU ニューウェイブ”で味わった興奮は、本当に殺人的! 轟くビート、エモーショナルなメロディが獰猛に迫って来た。完全燃焼! やはりSOIL&”PIMP”SESSIONSはモンスターバンドだった。(田中大)






この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【SOIL&“PIMP”SESSIONS】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート